婚活で出会った相手が県外に住んでいた、交際をはじめたところで遠方に転勤になってしまった、など婚活相手と遠距離恋愛になってしまうことも珍しくありません。
頻繁に会えなくなると関係を継続できるのか、不安は大きくなります。また会う回数が少ない分、結婚を決めるタイミングも掴みにくくなるものです。
そこで今回は、遠距離の婚活を成功させるコツと結婚のステップに進むきっかけについてお伝えしたいと思います。思い切った方が良いケースもあるので参考にしてくださいね。
目次
1.遠距離恋愛の約3割が結婚している
一見、難しそうに思える遠距離婚活ですが、株式会社ネクストレベルが遠距離恋愛経験者を対象に調査したところ、全体の29.1%、約3割の人が結婚までゴールインしていました。
「現在も交際中」と答えた14.1%も含めると、4割以上の人が遠距離でも順調に恋愛関係を続けていることになります。
遠距離恋愛は寂しい、交通費がかかるといったデメリットがある反面、会えた時の嬉しさが大きく、そのぶん愛が深まるなど、過ごし方次第で絆が強まるという声も多数見られました。
不安が大きい遠距離婚活ですが、決してデメリットだけの関係ではないことが分かります。
2.遠距離の相手と婚活するときのコツ
遠距離での婚活は、普通の恋愛より気持ちが離れないための努力が求められます。相手の心を離さず、結婚まで進めるコツをご紹介しますので実践してみましょう。
こまめに連絡する
お互いの想いを保つにはこまめなコミュニケーションが欠かせません。毎日おはよう・おやすみの連絡を入れたり、週末はビデオ通話で顔を見ながら話したりしましょう。できるだけたくさん連絡を取り、お互いの生活の一部になるようにします。
会える日や時間を大切にする
遠距離恋愛では直接会える時間はとても貴重なもの。お互い忙しくても月に一度は時間を取ってデートをするのが理想です。デートでは相手を喜ばせる工夫を考え、2人できちんと計画を練って最高の時間にしましょう。
負担が偏らないようにする
遠距離で関係を良好に保つには、交通費や移動時間などの負担がどちらか一方ばかりに偏らないよう注意が必要です。
いつも決まった方が連絡を取ったり会いに行ったりしていると、小さな不満が少しずつ溜まってしまうでしょう。対等ではないと感じるかもしれません。離れていると相手の気持ちに気がつきにくいため意識したいポイントです。
自分磨きを怠らない
相手の心をつなぎとめるコツは、会えない時間の過ごし方にもあります。一人の時間は自分磨きに活用しましょう。美容や体型維持に手を抜かず、趣味・習い事に熱中していると、会えない時間は早く過ぎ、久しぶりに会ったときは磨きのかかった姿に好感度がさらに上がります。
相手を思いやる
会えない分ちょっとした言動で気持ちがすれ違いやすい遠距離恋愛は、相手への思いやりが特に重要です。
相手を不安にさせるような言動を不用意にすると、誤解やケンカを招きかねません。言葉選びに注意し、相手の生活や気持ちに寄り添って過剰な束縛や要求はしないようにしましょう。
異性の話で不安にさせない
離れている相手に異性の話をすると、不安な気持ちにさせるのは間違いありません。よほどの場合でない限り、会えない相手にやきもちを焼かせるのは悪手です。
恋愛の駆け引きのつもりが、ケンカで気持ちが離れてしまうことも。婚活相手ならなおさら「自分とは結婚を考えていないのかな」と思われる恐れもあります。
信頼や愛情を言葉に出して伝える
離れているからこそ信頼や愛情ははっきり口に出して伝えましょう。「言わなくても思いは伝わっている」と過信するのは厳禁。着飾った言葉を並べるのではなく、素直に心にある思いを伝えるのが、相手の心に響かせるコツです。
他のカップルと比較しない
周囲にいるカップルと比較すると、会えない期間やできないことばかりに目が留まってネガティブになってしまうでしょう。他と比べてもいいことはありません。
同じ遠距離カップルでも会える頻度やコミュニケーションの方法はカップルによってさまざまです。自分たちには自分たちの関係があると、これまで築いてきたものを信じましょう。
結婚までの交際期間やタイミングを決めておく
結婚を前提にしている婚活で始まった関係なら、交際期間や次のステップに移るタイミングを決めておくといいでしょう。
ただでさえ良好な関係を維持するのが難しい遠距離で、ゴールの見えない努力をするのは辛さが増してしまいます。「遠距離を続けるのは〇ヶ月まで」とか「昇進が決まったら結婚する」など二人の結婚のタイミングを明確にしておくと、その目標に向けて頑張れるはずです。
3.遠距離恋愛で結婚を決めるタイミング
遠距離恋愛ではどのようなタイミングで結婚する人が多いのでしょうか。多い例を見てみましょう。
交際から半年
婚活で遠距離交際をしているカップルは、交際を始める前に期間を設定するケースが多いです。結婚相談所で出会った場合、結婚までの平均交際期間は半年です。仮交際3カ月、本交際3カ月と決まっている結婚相談所もあります。
半年というくぎりに向けて結婚の意思を話し合えるので、スムーズに婚活を進められます。結婚前提の出会いなので遠慮せずに確認しましょう。
2人で決めたタイミング
仕事や諸事情を考慮して2人でタイミングを決めるのもいい方法です。「遠距離でも〇カ月間関係を維持できたら」、「仕事の目標が達成できたら」などあらかじめ2人で結婚のタイミングを決めておきます。
お互いそのタイミングに向けて結婚できるように環境や気持ちを整えていけるので、計画的に婚活を行えます。
どちらかの転職や引っ越し
転職や転勤、引っ越しなど生活の変化をきっかけに結婚の話を進めるカップルも多くいます。転職を決意した、さらに遠距離に転勤になる、借りている部屋の更新が近いなどのタイミングで、「結婚して一緒に住んだ方がいいのでは」と結婚を意識するようです。
女性の誕生日や年齢
出産の適齢や社会的立場から結婚する年齢を気にする女性は多く、「○歳までに結婚する」と決めている人も少なくありません。「彼女の30歳の誕生日」など将来設計や結婚を話し合う節目を決めておくのもいいでしょう。
妊娠の発覚
男性、女性共に妊娠は人生の転機になります。妊娠がわかったら、結婚して一緒に住むなどの今後の計画を早めに立てなければいけません。新しい命の誕生が結婚に踏み切る、良いきっかけになるのです。
友人の結婚などで不安になった
まわりの結婚ラッシュを目の当たりにして結婚を切り出す人もいます。婚活中だとなおさら友人の結婚で焦りを感じてしまうかもしれません。
「周囲は既婚者が増えているのに、いつまで遠距離が続くのだろう?」と不安を感じるなら相手に素直な気持ちを伝えて、結婚について話し合うのも手です。
4.次の婚活に向かった方が良いケース
遠距離恋愛には、残念ながらお別れを決意した方が良いケースもあります。心が離れてしまっているサインが見られるときは、関係を終わらせて次の婚活に向かうことをおすすめします。
・相手が明らかに浮気している
・離れている不安に耐えられなくなる
・いつの間にかお互いに誘い合わなくなり、会うのを負担や面倒に感じる
・相手に嘘をつくようになった
・会話が楽しいと思えない
・以前は2人でいられる3時間を足りないと思っていたのに、今はすごく長く感じる
こういったときは気持ちが離れている証拠です。その場合は割り切って次の出会いを探す方がいいでしょう。
5.まとめ
不利に思える遠距離の婚活ですが、コツを押さえながら進め、順調に結婚するカップルも多くいます。こまめに連絡を取り合い、一緒の時間を大切にし、相手の気持ちを思いやれば、会えなくても気持ちを維持できるでしょう。
結婚は前もってタイミングを決めておくとスムーズに話を持ちかけられます。交際期間や仕事の目標、女性の年齢の他、転職や異動、引っ越し、妊娠など生活の変化をきっかけにするのもいいでしょう。
一方で、信頼できなくなったり会う時間を楽しめなくなったら、残念ながら関係を終わらせるとき。切り替えて次の出会いに期待しましょう。
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