ついに真剣交際に進み、プロポーズも視野に入れ始めた方は、両親への挨拶のタイミングを悩み始めていることでしょう。
ご両親に会うのは緊張しますし、準備しておきたいことも多いので後回しにしがちですが、結婚挨拶は早めにしておくことがおすすめです。
そこで真剣交際中の方に向けて、両親への挨拶のベストなタイミングや方法について解説します。初めてご両親に会うビックイベントで成功を収めるためのコツを見てみましょう。
目次
1.両親への挨拶はプロポーズ前に行くのがおすすめ
結婚相談所で出会った相手と真剣交際に進んだなら、プロポーズをする前にご両親へ挨拶することをおすすめします。
2人がいくら前向きでも、ご両親に反対されて結婚が破談になるケースは少なくありません。成婚退会後に破談になれば、成婚料を払ったのに、また一から婚活をスタートしなければならなくなります。プロポーズ前にご両親と顔合わせをして成婚までの道を固めるようにしましょう。
先に女性側のご両親へ挨拶に行くのがマナーとされていますが、最近では気にしないカップルが多く、都合のついた方から顔合わせをするケースも増えています。しかし、親世代は順番を気にする可能性があるので、男性側が先になったらひとこと断りを入れておくと安心です。
他にも気をつけたいのが、男性側のご両親への挨拶。男性は自分の親への紹介を気軽に考えがちですが、女性は姑・舅との相性をとても重視しています。しっかりと準備して訪問するようにしてくださいね。
2.両親への挨拶前に必ずしておきたい7つのこと
挨拶前に準備をしっかりしておくことで、お互いの印象アップにつながります。こころよく結婚の許しをもらえるように、次の7つのポイントをおさえて準備を進めましょう。
①日程調整は2週間前までに済ませる
挨拶の日取りは少なくとも2週間前までに、親の予定を優先して決めましょう。14時頃に訪問すると食事の用意が必要なく、相手を煩わせることがないのでおすすめです。
②両親に伝えることを決める
ご両親にお会いしたら、「なぜ挨拶に来たのか」をはっきりと言葉にして伝えることが大切です。
「○○さんと一緒に温かい家庭を築いていきたいと思い、結婚を前提にお付き合いをさせていただいています。本日は○○さんとのお付き合いをお許しいただきたく、ご挨拶に伺いました。」
といったように、結婚に向けて進みたいという意志がきちんと伝わるような挨拶の言葉を準備しておきましょう。
③馴れ初めや今後について認識を合わせる
二人の出会いや結婚生活についてどう話すか、事前に話し合っておくこともポイントです。
将来家族になる相手に対して、ご両親はいろいろ質問をしてくるはずです。2人の意見がかみ合わなかったり、言いよどんだりすると、真剣に考えてないのでは?と不安を与えてしまいますよね。将来のビジョンをすり合わせて、きちんと二人の意思を答えられるようにしましょう。
特に馴れ初めについては、結婚相談所での出会いだと伝えるか、もし隠したいならどう説明するかを決めておくことをおすすめします。
④お互いの両親について教え合う
ご両親に関する情報を、互いに教え合うことも欠かせません。親の性格や趣味、避けた方がいい話題を共有しておくと、共通の話題を探しやすく、和やかな雰囲気で挨拶を進めやすくなります。
⑤自分の親への根回しもすると安心
自分の両親には、紹介したい相手の良いところを伝えて根回しをしておきましょう。「当日は丁寧に応対して欲しい」とお願いしておくことも大切です。交際相手に不快な思いをさせずに済み、プロポーズ前の破談を防げます。
⑥手土産を準備する
できれば手土産も持っていきたいところです。渡さなければダメという決まりはありませんが、持っていけば喜んでもらえるでしょう。ご両親の好みに合わせた菓子折りを持っていく人が多く、日持ちするものが好まれます。お酒を持参するのもありです。
地元の銘菓を持っていくと、会話のきっかけにもなるのでおすすめですよ。
⑦服装や身だしなみを整える
女性はワンピース、男性はスーツやジャケパンなどフォーマルな服装を用意しましょう。Tシャツやジーパンといったカジュアルすぎる格好は避け、男性ならヒゲそり、女性ならメイクなどの身だしなみも意識することが大切です。
見逃しがちですが、靴を脱いで家に上がる場合によく見られるのが足元。靴下やストッキングは新品を用意しておくと安心です。
3.ご挨拶当日の流れとマナー
事前準備を整え、いよいよ挨拶当日。第一印象を決める重要な場面ですので、当日の流れと抑えておくべきマナーを見てみましょう。
約束の時間に合わせて訪問する
もちろん遅刻は厳禁、約束の時間に合わせて到着することが必須です。早すぎるのも良くないので、2~3分前かジャストの時間で訪問できるようにしておきます。玄関を上がる前に、訪問を受け入れていただいたことのお礼と自己紹介を忘れないようにしましょう。
手土産を渡す
部屋に通された後は手土産を渡します。渡すときは紙袋から出し、リボンなど包装が相手の方に向くようにしましょう。
「私の地元のお酒です。フルーティーで飲みやすいと思いますので、楽しんでいただけたら嬉しいです。」
「△△屋のお菓子です。○○さんから甘いものがお好きと伺いましたので。」
このように一言添えて渡すと好印象です。「つまらないものですが」などの消極的な言葉よりも、喜んでもらいたくて心を込めて選んだことが伝わるような一言が素敵ですよ。
下座に座る
着席するときは下座に座るのが訪問マナーです。上座を勧められても「ありがとうございます。ただ本日はご挨拶に参りましたので、こちら(下座)に座らせていただきます。」と丁重にお断りしましょう。
基本的には出入口から遠い席が上座、近い席が下座ですので、入口から一番近い席に座るようにすればOKです。和室で床の間がある場合は、床の間の前が上座になります。洋室のソファセットでは、長椅子が上座、一人掛けが下座の席です。
結婚の報告をする
軽く雑談をして、話が途切れたタイミングで結婚の報告に入りましょう。どちらが話を切り出すか決めておくとスムーズに本題へ移れます。
男性が切り出す場合は、結婚のお許しをいただくというスタンスで挨拶するようにしましょう。
<例>
「改めまして、本日はこのようにお時間をいただきありがとうございます。○○さんは本当に素敵な方で、一緒に幸せな家庭を築いていきたいと強く願っています。若輩者ではありますが、2人の結婚をお許しいただけるでしょうか?」
2時間ほどでおいとまする
結婚についてご両親の承諾を得るまでが一区切り、その後は歓談に戻ります。長居しすぎないように2時間程で失礼しましょう。話が途切れるのを見計らい、「本日は本当にありがとうございました」などと切り出し、おいとまを告げるとスマートです。
帰宅後お礼の電話をする
帰宅したらお礼の電話をするとより印象がアップします。遅い時間帯でない限り、当日中に直接声の聞ける電話でお礼を伝えるのがおすすめです。電話をするときは交際相手からそのご両親に電話をして、変わってもらうのがマナーとされています。
お礼状を送る場合もありますが、最近は少数派になっているようです。
4.挨拶を成功させて順調に結婚に進むためのポイント
最後に、ご両親への挨拶を成功させ、無事成婚に進むためのポイントを確認しておきましょう。
仲人への報連相は忘れずに
挨拶に行くことが決まったらコーディネーターに報告してください。プロ視点でさまざまなアドバイスをくれるはずです。
挨拶の後も、結果の報告をしましょう。結婚指輪や結婚式についても教えてもらえるので、成婚に向けてスムーズに進めますよ。
女性の気持ちをフォローする
男性であれば、女性の気持ちのフォローを忘れないようにしましょう。
女性によっては真剣交際から挨拶、結婚という流れに気持ちがついていかず、プレ・マリッジブルーになることがあります。ご両親へ挨拶に伺うのも消極的になるケースがあるので、丁寧に話を聞き、女性の気持ちに寄り添うことが大切です。
5.まとめ
真剣交際まで進んだら、プロポーズをする前にお互いの両親へ挨拶に行きましょう。
結婚挨拶がきっかけで破局してしまわないように、話す内容のすり合わせ、手土産の用意など、万全の準備のもと臨むことが大切です。挨拶当日も、下座に座る、お礼の電話をするといったマナーを守って結婚の報告をしましょう。
ご両親への挨拶で不安なことがあれば、いつでもコーディネーターに相談してください。プロの視点からアドバイスやフォローができますので、両親への挨拶という難関を乗り越えられるはずです。
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