近年、婚活アプリを使って恋愛や結婚をするカップルが増えてきています。婚活アプリは、スマホさえあればすぐに始められる敷居の低さが魅力。でも手軽だからこそ、本当に結婚まで進めるのか不安になりますよね?
そこで今回は、婚活アプリの成婚率や結婚までにかかる時間、結婚に至る流れなどについて解説します。
目次
1.婚活アプリの成婚率
一般的に、婚活アプリの成婚率は20%ほどだといわれています。しかしアプリの種類や調査方法によって結果が大きく変わるので、正確な数字を導き出すのは難しいのが実状です。
参考になるとすれば、リクルートブライダル総研が2021年8月に発表した「婚活実態調査2021」によると、2020年に結婚した方のうち、ネット系の婚活サービス※を利用したカップルの割合は11.1%。厚生労働省「令和2年(2020)人口動態調査」による2020年の婚姻数は52万5,507組です。
その2つのデータを合わせて単純計算すると、5万8,331組、つまり11万6,662人がネット系婚活サービス経由で結婚していることになります。
婚活アプリに絞ったデータではありませんが、およそ10組に1組のカップルがネットを通じた婚活サービスで結婚していると考えると、結構なインパクトがありますよね。
※「ネット系婚活サービス」は婚活サイト、婚活アプリ、恋活サイト、恋活アプリの総称です。
2.婚活アプリで結婚までにかかる時間
婚活アプリで知り合って結婚するまでに、どのくらいの期間がかかるのでしょう?
マッチングアプリ大学が2021年に行ったインターネット調査によると、交際開始からプロポーズまで「半年前後」と答えた人が26.7%で最多、次が15.2%で「1年〜1年半」という結果が出ています。
また、若い人ほど交際期間が長くなる傾向にあり、20代であれば1〜2年かける場合が多いようです。反対に40代以上のカップルは半年以内に結婚するケースも珍しくありません。人生経験や結婚観が年齢によって違うからかもしれませんね。
ご自身の年齢や考え方にもよりますが、結婚までは1年程度を目安にするとよさそうです。
3.婚活アプリにおける結婚までの7ステップ
ここでは婚活アプリで結婚に至る際の流れとポイントを、7つのステップに分けて解説します。婚活アプリで結婚を目指す場合の指標として覚えておきましょう。
①アプリのダウンロード・登録
まずは婚活アプリを選びます。アプリによって、会員数やユーザーの年齢層、サービス内容が異なるため、よく比較してみましょう。無料で使えるアプリもあるので、複数のアプリに同時登録してもいいかもしれません。
②プロフィール設定
アプリに登録したら、プロフィール設定を行います。少し大変ですが項目は手を抜かず全て埋めるのが基本。特に自由記述の自己紹介文を具体的に分かりやすく書くと効果的です。
また、婚活アプリではプロフィール画像が重視されます。画像の1枚目は顔がよく分かって明るい雰囲気のもの、サブにはスタイルを見せる全身写真や、趣味や友人関係が伝わる自然体の写真がおすすめです。合計3枚以上は載せましょう。
③検索・マッチング
アプリを使って、自分の求める条件で絞り込み検索をします。
写真に顔がはっきり写っていなかったり、空欄が多かったりするプロフィールの人は、遊び目的が多いので注意が必要です。反対に、顔がはっきり分かり、プロフィールを詳細に書いている人は、結婚への真剣度が高い傾向があります。
実際に会うまで進展する割合は約1割といわれています。月に10人以上とのマッチングを目指しましょう。
④メッセージのやりとり
マッチングした人とは、まずメッセージを使って交流します。デートの誘いが早い、自分についてあまり話さない、セクハラ発言が多い場合は、遊び目的や既婚者の可能性が高いので会うのはやめておきましょう。
メッセージのやりとりを1週間くらい続けると、相手がどんな人なのか何となく分かってきます。1週間、楽しくやり取りが続けられたらデートに誘ってみましょう。
⑤デート
初対面の相手とのデートはランチやお茶など、日中の時間帯に短時間で行いましょう。初回は特に服装や身だしなみ、立ち居振る舞いなど、入念に準備をして臨んでくださいね。
うまくいけば3回目のデートで告白、交際に進むケースが多いようですが、1回で終わることも珍しくありません。すぐ次にいけるように、誰かとお付き合いが決まるまでは複数人と同時進行するのが一般的です。
⑥交際
交際が決まったら、積極的に結婚後の話題などを振ってイメージを膨らませてみましょう。結婚前提の場合は、お付き合いの段階でお互いの結婚観や金銭感覚、仕事の仕方や住居などをすり合わせておくことが大切。ある程度仲が深まったところで、友人や家族に紹介するのもおすすめです。
⑦プロポーズ
お互いに違和感なく結婚や将来について話せるようなら、プロポーズに踏み切っても問題ないでしょう。
基本的には男性側から直接伝えるのが良いとされていますが、カップルによっては女性からプロポーズしても問題ありません。2人の記念日となるイベントですから婚約指輪の有無やシチュエーションは、相手の好みをよく調べて準備しましょう。
4.婚活アプリのメリットとデメリット
婚活アプリは気軽に始められて成婚率も高い魅力的な婚活のツールですが、やはりメリットと同時にデメリットもあるもの。その両方をきちんと把握してうまく使いこなしましょう。
敷居が低い⇄会員の質が落ちる
婚活アプリの一番のメリットは、スマホ1つでいつでもどこでも始められる手軽さです。婚活に踏み切るハードルの低さから、利用者も年々増えています。ただし、その便利さゆえに、既婚者や遊び目的の人間も簡単に入れてしまうデメリットがあります。
婚活アプリで誰かと知り合った場合、交際や結婚するのにふさわしい相手かどうか、よく見極めなければなりません。
料金が安い⇄サポートには期待できない
婚活アプリは他の婚活方法と比べてリーズナブルに利用できます。相場は月額4,000円前後、女性は利用料が無料というアプリも少なくありません。
ただし、お金をかけずに婚活できる一方で、安いものほどサービスからのサポートはほとんどありません。自分から上手く動けない恋愛経験の少ない方や、効率的に婚活したい忙しい方には向かないでしょう。
出会いの幅が広い⇄本気度が低い
登録が簡単な婚活アプリは出会いの幅の広さが魅力です。普段の生活では出会えない年齢層や、職業、タイプの人と知り合えるでしょう。その一方で、結婚に対する本気度が低い会員が少なくありません。もし交際に進んだとしても、結婚への温度差に悩まされるリスクも高いといえます。
5.まとめ
2020年の婚姻者のうち、ネット系の婚活サービスで結婚したカップルの割合は約1割。最近では婚活アプリで出会って結婚するケースも珍しくなくなってきています。また、婚活アプリで結婚するまでの期間も半年から1年というケースが多く、一般的な恋愛結婚とあまり変わりません。
婚活アプリの手順は、まずアプリに登録し、検索機能で相手を探します。希望の相手とマッチングしたらメッセージのやりとりやデートをして、うまくいけば交際や結婚に進みます。
ただし、婚活アプリは敷居の低さや安さ、出会いの幅の広さというメリットがある一方で、会員の質の低さやサポートの弱さといったデメリットもあります。その特徴をよく踏まえて自分に合った婚活方法を探しましょう。
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