仲人のいる結婚相談所に興味があるけれど、「仲人には何を相談できて、どこまで応えてくれるの…？」「仲人とどうやってコミュニケーションを取ればいいのか分からない」そんな疑問を抱いている方もいるかもしれません。

そこで今回は、結婚相談所の仲人の役割や、仲人を活用するポイントについて解説します。

 

１．仲人型の結婚相談所には「専任制」「チーム制」の2種類ある

仲人型の結婚相談所には、特定の1人のカウンセラーが最後まで担当してくれる専任制の結婚相談所と、チーム制で対応する結婚相談所の2種類があります。

専任制は会員と二人三脚で、細かいケアや親身なサポートを受けられるメリットがありますが、相性次第で、婚活の結果が大きく左右される可能性があります。

一方のチーム制では、複数人のカウンセラーで対応するため、さまざまな角度からアドバイスがもらえます。専任制とは違い、カウンセラーとの相性で婚活が左右されないのは、メリットとなるでしょう。

最近では、2つの制度のいいとこ取りをしたような体制を採用している結婚相談所もあります。その場合、専任の担当者が付きながらも、場面やニーズに応じてチーム内の他の担当者を指名できるケースもあるようです。

専任の担当者とは年代や性別の異なるカウンセラーに意見を聞けるため、異なる視点でのアドバイスがもらえるというメリットがあります。

 

 

２．結婚相談所の仲人の役割

結婚相談所の仲人には、会員をサポートする役割があります。ここでは具体的なサポート内容をみていきましょう。

 

あなたに合った相手を探す

仲人の大切な役割の1つに、お見合い相手の紹介があります。仲人がお見合い相手を紹介してくれるメリットは、人柄や性格、雰囲気といった、データには表れない魅力を酌んでマッチングを考えてくれる点です。

最近主流となりつつある、婚活アプリやデータマッチング型の結婚相談所では、基本的に検索システムを使って自分で相手を探します。相手を条件で絞り込むことはできても、連絡を取ってみたり、直接会って話してみたりしなければ、本当の相性は分かりません。

その点、仲人は第三者の目から、相性がいいと思う会員を紹介してくれるので、出会いの質が高くなります。仲人は結婚についてのプロであり、経験値も高いので、自分で探すよりも相性の良い相手と知り合える可能性が高いでしょう。

 

お見合いのスケジュール調整をする

お見合いのスケジュール調整をするのも、仲人の仕事です。結婚相談所ではお見合いが成立すると、日時や場所の調整はもちろん、お店の予約までカウンセラー同士で行ってくれます。

対して仲人がいない婚活方法の場合、自分で相手と直接連絡を取り合い、日時や場所について相談し、良さそうなお店を探して予約する必要があります。

お見合いの経験があまりないと、いつ、どんな場所ですべきなのか、どちらがリードして話を進めるのかなど、分からないことだらけで手間取り、気疲れするときもあるでしょう。

仲人が全て代行してくれる結婚相談所のシステムは、とてもラクで効率的だといえます。

 

婚活がうまくいくようアドバイスをする

婚活がうまく進むようにアドバイスをするのも、仲人の大切な役割です。これまでの仕事から培ってきた知識と経験から、客観的に婚活のアドバイスをしてくれます。

会員本人に交際の経験が少なくても、心配いりません。連絡の内容やペース、デートのプランや服装、プロポーズのタイミングや内容、演出に至るまで、結婚に関する相談であれば、何にでも答えてもらえますよ。

婚活をしていると、断られることが続いて落ち込んだり、相手の気持ちが分からなくて悩んだりするときもあるでしょう。仲人はそんなときにも会員に寄り添って話を聞き、成婚というゴールに向かえるように、しっかり併走してくれるでしょう。

 

３．結婚相談所の仲人についてよくある誤解

結婚相談所の仲人は、婚活中の心強い味方であることは間違いありません。しかし「結婚相談所にさえ入れば、仲人が結婚させてくれるだろう」という甘い考えは誤解です。

どんなにサポートの手厚い結婚相談所に入っても、結局のところ、婚活を進めていくのは自分自身です。困ったときや悩んだとき、仲人を頼ることはできますが、努力をして成婚をつかみ取るのは自分でしかありません。

どんな風に婚活を進めたいか、どんな人と出会ってどんな結婚生活を送りたいかなどのイメージを持ち、「自分で婚活を進める」という意識を持って、自分から動くようにしましょう。仲人はそんな会員に寄り添い、頼られたときには全力で応じてくれますよ。

 

４．結婚相談所の仲人をより活用するポイント

結婚相談所に入会したら、積極的に仲人との面談や電話を活用していきましょう。

 

積極的に仲人に連絡する

仲人には自分から積極的に連絡をしましょう。仲人からの定期連絡を待つのではなく、自ら発信することが大切です。

例えば、お見合いやデートの後に状況や自分の気持ちを報告する、悩みや交際相手への困りごとがあればすぐ相談するなど、どんな小さなことでも積極的に伝えましょう。

仲人としても、どんどん連絡や報告をもらった方が、会員の状況や心境が伝わりアドバイスしやすくなります。仲人のサポートが結婚相談所のメリットなので、気後れせず積極的に相談しましょう。

 

仲人と相性が悪いと思ったら伝える

もし仲人と相性が悪いと思ったり、価値観の違いを感じたりしたら、遠慮せず相談所に伝えてください。

結婚相談所での婚活は仲人と二人三脚で進めていくので、仲人に不満やストレスを抱えてしまうと婚活もスムーズに進みにくくなってしまいます。

もし「仲人と合わないかも…」と思ったら、なるべく早く相談所に伝えて、交代してもらいましょう。相談所の乗り換えも可能ですが、仲人の変更で済むのが一番です。

 

 

５．まとめ

仲人型の結婚相談所には、専属の仲人が付く「専任制」と、複数人のチームで対応する「チーム制」の、2つのタイプがあります。

結婚相談所の仲人の主な役割は、お見合いの相手探しとお見合いのセッティング、婚活のアドバイスを行うことです。「仲人に任せさえすれば結婚できる」と思わず、積極的にコミュニケーションを取りながら成婚に向けて努力することが大切です。