多くの異性と出会う婚活では「この結婚で後悔しないだろうか…」「本当にこの人でいいの?」と、いざというときなって悩んでしまう人は珍しくありません。
実際、婚活や自由恋愛に関わらず、多くの既婚者が結婚を後悔した経験を持っています。
でも、これから結婚する人は選び方次第で幸せな結婚にできるでしょう。
今回は、結婚後に後悔したポイントや後悔しない結婚相手を選ぶためのチェック項目をご紹介します。後悔を乗り越えられる関係づくりについても触れていくので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
1.結婚後の後悔は多くの人が経験する
実は既婚者の多くが結婚を後悔した経験があります。マイナビウーマンの調査によると「結婚を後悔したことがある既婚者」の割合は、女性は約半数、男性では約4割となっています。
後悔しない、幸せな結婚をめざすためのコツは2つあります。
1つは「結婚を後悔しやすいポイント」を押さえた相手選び。どんな相手とだったら結婚を後悔せずに添い遂げられるか、結婚する前に見極めたいものです。
2つめは、人生の荒波を一緒に乗り越えられる良い夫婦関係を築くこと。半数近い男女が「後悔した経験がある」と答えているのですから、避けられない後悔もあるでしょう。それでも一緒に生きていこうと、お互いを理解する努力が大切です。
2.結婚の後悔ポイント【男女別離婚理由と後悔の声】
では、どんな場合に結婚を後悔するのでしょうか?令和2年度の司法統計「婚姻関係事件(離婚調停)の申し立て理由」と法律事務所の記録を元に、離婚にもつながりかねない後悔ポイントのランキングと具体的な声を紹介します。
女性の離婚理由と後悔の声
女性側の離婚理由の1位は「性格の不一致」ですが、上位に生活費の不足や暴力・虐待が入っていることや後悔の声からみると、家庭を守る負担への理解のなさや行き過ぎた亭主関白なども不一致の原因になっていそうです。
<女性の離婚理由>
1位 | 性格の不一致 |
2位 | 生活費を渡してくれない |
3位 | 精神的な虐待 |
4位 | 暴力 |
5位 | 異性関係 |
6位 | 浪費する |
7位 | 家庭をないがしろにする |
8位 | 性の不一致 |
9位 | 家族や親族と関係が悪い |
10位 | 飲酒の多さ |
<女性からの後悔の声>
- ・家事育児への協力がない
- ・自由になる時間やお金がない
- ・夫親族との関係がわずらわしい
- ・夫から暴言を受ける
- ・夫の身勝手な行動
男性の離婚理由と後悔の声
男性側も1位の離婚理由は「性格の不一致」ですが、上位に異性関係や実家との家族関係が入っているのが特徴です。また、後悔の声からは自由になるお金や時間への不満、妻からの尊重を求めていたことが分かります。
<男性の離婚理由>
1位 | 性格の不一致 |
2位 | 精神的な虐待 |
3位 | 異性関係 |
4位 | 家族や親族と関係が悪い |
5位 | 浪費する |
6位 | 性の不一致 |
7位 | 暴力 |
8位 | 同居に応じない |
9位 | 家庭をないがしろにする |
10位 | 生活費を渡してくれない |
<男性からの後悔の声>
- ・自由な時間やお金がなくなった
- ・ささいなことで怒られた
- ・浮気をされた
- ・実家との折り合いが悪い
3.後悔しない結婚相手を選ぶためのチェック項目
結婚で後悔する原因は性格や価値観の不一致によるものが大半を占めます。結婚相手を選ぶときは年収や年齢、容姿といったスペックよりも、相性や価値観、人柄のように目には見えない部分が大切ということです。以下の10項目をチェックしてみましょう。
価値観や趣味
善悪の価値観や趣味、食の好みなど似ている共通点が多いほど、結婚後にすれ違いが起こりにくくなります。多少価値観や趣味が違ったとしても、お互いの好きなものや趣味を理解して譲歩できるなら大丈夫です。
金銭感覚
結婚して人生を共にする相手と金銭感覚が合わないのは致命的です。結婚後は一緒に生活を担う相手なので、ギャンブルや借金の有無はもちろん、趣味や食事にかけるお金の使い方などは結婚前に確認しておきましょう。生活費の割り振りなども納得できる形を話し合っておくとスムーズです。
家事・育児能力
共働き夫婦がスタンダードとなりつつある現代において、家事や育児の能力は男女ともに結婚に欠かせないポイントです。お互いの家事のスキルや家事・育児の理想的な協力の仕方を話しておきましょう。
仕事への理解
結婚後の女性の働き方など、お互いの希望を確認しておきましょう。女性が結婚後や出産後もフルタイムで続けたい場合には、家事・育児の分担などを話し合っておくと、すれ違いが防げます。
反対に、女性が専業主婦希望の場合や、男性が女性に働かずに家事育児だけをやってほしい場合にも結婚前に話すことが大切です。
長期的に安定した経済力
今の年収が高いからといって将来も続くとは限りません。転職やリストラで状況は簡単に変わってしまいます。現時点での貯蓄状況や将来設計なども話し合い、長期的な目線で安定した経済力がある人か確認しておくと安心です。
家族や親族との付き合い方
結婚相手に望む実家や親族との関わり方も確認しておくといいでしょう。慣れていない人は縁もゆかりもなかった相手家族と付き合いが大きな負担になることもあります。また、実家への帰省をとても大事にする人もいるでしょう。
特に、近くに住んで頻繁に行き来する場合や介護の有無、同居の希望などは結婚前にきちんと伝えましょう。
異性や友人関係
友人や異性との関係も重要です。いつも飲みに行くような友人やあまりにも仲が良い異性の友人には注意しましょう。
家族づきあいができるような友人なら問題ありませんが、家庭より優先するような友人関係があるとトラブルに発展する可能性があります。また、2人きりで会うような異性の友人は浮気につながるかも知れません。結婚前にお互いの友人を紹介し合っておくと安心です。
問題の話し合いや長期計画の共有
結婚生活にトラブルはつきもの。問題や将来について冷静に話し合える相手かどうかはとても重要です。対等に会話ができる、何でも建設的に話し合える相手を選びましょう。
お互いに自分らしくいられる
「結婚したら性格が変わった」「こんな人だとは思わなかった」という後悔は、結婚前にお互いが本当の自分を見せなかったせいです。交際中でも素の自分を見せられる、見せてくれる人を選びましょう。
いざというとき支え合える
一生をともにすれば、病気や事故などに遭遇すて苦しくなることもあります。万一のときに頼りにできるかどうか、ピンチに陥っても互いを理解し合い、気持ちを支え合えるかは、とても重要なポイントです。
4.結婚の後悔を乗り越えられる関係づくりとは
どんなに対策をして「この人しかいない!」という相手と結婚しても、結婚を後悔してしまう日はくるかもしれません。でもそれは、仕方のないことです。それまで他人だった男女が夫婦になり、家庭を築くのは、そう簡単ではありません。
後悔するのを阻止するよりも、いざつらくなったときに2人で乗り越えられる関係を築いておくことが重要です。
結婚前から将来設計を具体的に話し合い、お互いの価値観やこだわりを知り合い、認め合える関係が理想的です。もちろん結婚してからも、常に相手を理解し、分かり合う努力を怠らないようにしましょう。
5.まとめ
既婚者の約半数ほどが結婚に後悔した経験を持っています。幸せな結婚をめざすには、後悔しやすいポイントを押さえた相手選びと、後悔も乗り越えられるような良い夫婦関係を築くことです。
既婚者が後悔したポイントを見ると、男女ともに性格の不一致や結婚生活の理想に対するすれ違いでした。
結婚相手はスペックよりも、価値観の近さや人柄を見て選ぶこと。結婚生活での希望や問題について、とことん二人で話し合って一緒に努力できる人が安心です。
「結婚物語。」は
いつでもあなたの味方です。
2021年8冠受賞
「上半期ウエディングナビ推進賞」「下半期ウエディングナビ推進賞」受賞
「上半期成婚優秀賞」「下半期成婚優秀賞」「優秀結婚相談事業者ゴールド賞」「連盟貢献賞」受賞
「感謝状」