これまで仕事に熱中していて結婚は考えていなかったけど、気がついたら同僚男性は既婚者ばかり。そろそろ婚活でも始めようかなと考えたときに「年収500万円あるし、すぐに相手が見つかる」と思うようなら油断しすぎかもしれません。
男性の年収500万円は低い数字ではなく、20~30代ならむしろ高めといえるでしょう。しかし婚活市場では、決して安心できる数字ではないのです。
そこで今回は、年収500万円でも婚活で油断できない理由と、婚活で成功するためのポイントを解説します。
目次
1.年収500万円の男性でも婚活には落とし穴がある
2021年9月に国税庁長官官房企画課が発表した「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、20代~30代の男性の平均給与は以下のとおりとなっています。
20~24歳:277万円
25~29歳:393万円
30~34歳:458万円
35~39歳:518万円
35歳を過ぎてようやく500万円を超える状態であることを考えると、年収500万円は決して悪い数字ではなく、むしろ良い方と言っていいでしょう。年収500万円あれば、婚活を有利に進められそうに思いますよね。
しかし、2019年に厚生労働省が発表した「少子化社会対策白書」によると、結婚相手に求める理想の年収として「400万円台」と答える女性が21.8%と最多です。年収500万円より、400万円の男性のほうが人気なの理由は何なのでしょうか?
2.年収500万円でも婚活で油断できない理由
ここからは、年収500万円でも婚活で油断できない理由を4つ紹介します。
女性が一番求めるものは経済力ではない
女性の社会進出が進んだこともあり、女性が結婚相手に求めるものも変わりつつあります。
結婚式場の口コミサイトを運営する株式会社ウエディングパークが、20~30代の女性を対象に「結婚相手に対して重視する条件」を聞いた結果は以下のとおりです。
1位 思いやり・優しさ
2位 自然体でいられる
3位 価値観や性格が合う
4位 一緒にいて楽しい
5位 経済力
経済力はなんと5位。この結果からは、経済力よりも思いやりや優しさ、自然体でいられるなど、相手の人間性や自分との相性を重視する女性が多いことが分かります。稼ぎがあるだけでは、結婚相手として高評価を得られないのです。
婚活市場では同等以上の年収が多い
年収500万円は、婚活市場では高い部類に入らないことも、婚活で油断できない理由のひとつです。
例えば、日本最大級の婚活ネットワークIBJのデータでは、会員男性の約85%が年収500万円以上。年収500万円は「当たり前」の世界なのです。さらに年収600万円以上の人が64%を占めることを考えると、むしろ年収500万円は婚活市場では低い部類に入るとも考えられます。
高年収のライバルに交じって戦うことを考えると、500万円は油断できる年収ではありません。
若い年齢・安定職の方が有利になる
年収500万円であっても、年齢や職業によっては女性から結婚相手として魅力的に映らない可能性もあります。
例えば、30歳で年収500万円の男性と40歳で同じ年収の人なら、30代男性のほうが有利になります。同じ年収なら、他の条件が優れた人の方が女性に選ばれやすくなるからです。
もしある程度の年齢を重ねている、不安定な職についているのなら、年収以外に女性にPRできる要素を磨くといいでしょう。
専業主婦希望の女性にとってはやや難しい年収
結婚後は女性に家庭に入ってもらいたい、専業主婦希望の女性も視野に入れたいなら、年収500万円は少し心もとないかもしれません。
2014年に厚生労働省が行った「結婚・家族形成に関する意識調査」によると、結婚生活に必要な世帯年収は平均490.3万円。それなら年収500万円あれば大丈夫!と思うかもしれませんが、子どもが生まれると少し足りないのが現状です。
2019年に厚生労働省が行った「国民生活基礎調査」では、2018年の子育て世帯の平均所得は745.9万円。今より250万円年収アップするか、共働きする必要があるでしょう。
つまり年収500万円は、家庭に入り専業主婦として家事や子育てにいそしみたい女性にとっては満足できる数字ではないといえます。
3.年収500万円の男性が婚活を成功させるポイント
20~30代男性の平均年収よりは高いものの、婚活市場では平均以下となってしまうのが年収500万円の男性の現実です。そんな男性が婚活を成功させるには、どのようなポイントを押さえるといいのでしょうか?
婚活は短期で終わらせる
年収500万円の男性が婚活を成功させるには、短期決戦で挑むことが大切です。時間が経つとほかの高年収の会員に埋もれてしまい、プロフィールが奥底に沈んでいってしまいます。
そのため登録してすぐの、まだプロフィールが目新しい初期の段階で、集中して効率よく婚活を進める必要があるのです。
女性との歳の差は5歳以内
女性の年齢差を5歳以内に絞って婚活を進めると、早く婚活を終了できるでしょう。
婚活相手を選ぶときには「20代の女性と結婚したい」と若い女性を希望する男性が後を絶ちません。しかし現実的には、成婚率が高いのは自分の年齢から5歳以内の年齢差の女性です。
年齢が近いと価値観が一致しやすく、居心地良く感じることが多いです。若い女性はより高年収の男性からアタックされており、勝率も決して高くないので、同年代の女性にもアプローチしましょう。
貯蓄(資産)がある
年収が500万円あっても、貯蓄がなければ女性に相手にしてもらえません。とくに実家暮らしをしているにもかかわらず貯蓄が少ないと、女性は「今まで何をして、何にお金を使っていたのか」「経済観念がなくお金遣いが荒いのでは」と思ってしまいます。
結婚するのであれば、多少年収が低くても堅実な男性を望む女性は多いので、平均よりも年収が高い事実に甘えずに、しっかり貯蓄しておくことが大切です。
自立した女性を選ぶ
年収500万円の男性は、職場でも一定のポジションについていて、毎日仕事で忙しい人が多いのではないでしょうか。
そんな男性は、プライベートでも女性にべったり頼られると、最初はかわいく思えても、心が休まる時間がなくてだんだん疲れてきてしまいます。バリバリ仕事をしている男性は、精神的にも経済的にも自立して、しっかり支えてくれる女性を選ぶのがおすすめです。
将来設計を一緒にできるが確認する
相手の女性を生涯のパートナーになれる人かを見極めるときには、将来設計を一緒にできるか確認することも重要です。
結婚後に住む場所や、子どもの有無も含めた今後の家族設計、子どもができたときや転勤が発生したときの仕事のあり方など、互いが納得できる話し合いができる女性を選びましょう。
仕事を辞めたい、贅沢な暮らしがしたいなど、無理をいう性格でないか確認しておくと安心です。
女性への思いやりを忘れない
「結婚相手に対して重視する条件」でも1位に挙げられていましたが、女性がもっとも重視するのは「やさしさ」です。
たとえ女性より年収が高かったとしても、女性の仕事を見下してないがしろにしたり、「大して稼いでないんだから」と家事の負担を押しつけたりする男性は、結婚相手に選ばれることはありません。
結婚相手は今後の人生の「対等なパートナー」として考え、思いやりを持って接することが大切です。
4.短い婚活で良い相手を見つけるなら結婚相談所
お伝えしたように、婚活市場で同スペックのライバルが多い年収500万円の男性は、登録したてのフレッシュな状態で市場に並んでいる間に短期決戦で婚活を進める必要があります。
婚活に短期決戦で挑むなら、結婚相談所を選ぶのがおすすめです。結婚相談所は登録する際に本人確認が求められ、一定の費用も必要になることから婚活に本気な会員しかおらず、成婚までのスピードが速いためです。
加えてコーディネーターの手厚いサポートを受けられるので、細かな条件を踏まえたうえで最適な相手をマッチングしてもらえます。進行もすべて任せられるため、仕事に忙しい人でも婚活をスムーズに進められるのもメリットです。
5.まとめ
20~30代男性の平均を上回る年収500万円の男性は、婚活すればすぐに相手が見つかると考えがちですが決してそんなことはありません。婚活市場においては、もっと高年収の男性も多く、さらに女性は経済力よりも人間性を重視する傾向があるからです。
そのため、年収500万円の男性が婚活を成功させたいのなら、短期決戦で勝負をつけることが大切です。さらに年下女性がいいなどターゲットを狭くしすぎず、自立している、今後共に人生を描いていける人を選ぶといいでしょう。
短期で婚活を終了させるためには、婚活に本気で取り組む女性しか登録していない結婚相談所を選ぶことも成功ポイントのひとつです。婚活コーディネーターのサポートを受けながら、婚活に取り組んでみてください。
「結婚物語。」は
いつでもあなたの味方です。
2021年8冠受賞
「上半期ウエディングナビ推進賞」「下半期ウエディングナビ推進賞」受賞
「上半期成婚優秀賞」「下半期成婚優秀賞」「優秀結婚相談事業者ゴールド賞」「連盟貢献賞」受賞
「感謝状」