食事のマナーや作法を、結婚相手を選ぶ基準のひとつにする人は少なくありません。お見合いで食事をする場合は、とくに気をつけなければならないでしょう。
40代の女性であれば、マナーや教養が身についていることは当然と考えられてしまいます。大人の女性らしいマナーや教養は、お見合いの成功率を上げることにつながります。
今回は、40代女性がお見合いで食事に行く際に気をつけたいポイントや、注意点をご紹介します。
目次
1.お見合いで食事に行くときの基本的な流れとポイント
まずは、お見合いで食事に行く場合に気をつけたいポイントを、お見合いの流れに沿ってご紹介します。
待ち合わせ
40代女性の魅力は、なんといっても落ち着いた余裕です。待ち合わせ時間ギリギリに到着するのはマイナス評価につながるため、10分前には到着するようにしてください。
お見合いでの第一印象はかなり重要なポイントなので、早めに到着して化粧室で身だしなみのチェックをしましょう。メイクが崩れていたり、髪が乱れたりしていたら「40代なのに慌ただしい人」と思われてしまいます。
待ち合わせ場所に相手がいたら、笑顔で挨拶することも忘れてはいけません。何歳になっても笑顔は最強の武器です。
入店
お店に入る際に男性がエスコートしてくれたら、遠慮せずに目礼をして優雅に受けましょう。
日本ではエスコートの習慣があまりありませんが、男性はあなたのために慣れない中エスコートしてくれるかもしれません。「すみません」と申し訳なさそうにしたり、「お先にどうぞ」と男性に譲ったりせず、相手を立てて軽く微笑み、感謝の気持ちを伝えてください。
食事
お見合いの時間は限られているので、食事はなるべく食べやすいものを選ぶのがポイントです。口元が汚れにくい食事を選ぶと、化粧くずれを気にせず会話を楽しめます。
お見合いの時間は1時間、長くても2時間くらいが一般的なため、他の無料を減らして食事を早めに終わらせ、話す時間を長くとることをおすすめします。
40代女性は包容力を求められるので、相手を気づかいながら聞き役に徹すると良い印象につながるでしょう。丁寧な言葉づかいも忘れてはいけません。
お支払い
お見合いでのお支払いは、基本的に男性が行いますが、男性に支払ってもらうことを当たり前と思ってはいけません。財布を出して「半分お支払いします」と伝え、支払う姿勢を見せることが大切です。
男性に支払いを断られたら、その場でお礼を伝えましょう。そのときには「すみません」というよりも、「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えたほうが男性は嬉しいものです。
お店を出るときにすでに男性が会計を済ませていてくれた場合には、お店を出たらすぐに「ありがとうございます。ごちそうさまでした」と、お礼と感謝の気持ちを伝えるようにしてください。
お別れ
食事が済んだら、「今日はありがとうございました。楽しかったです」とお礼を伝え、できるだけその場で解散するようにしましょう。駅まで一緒に行くと、電車も一緒になり最寄り駅を知られてしまう可能性があります。今後会うかわからない相手には、知られないようにするのが無難です。
次も会いたいと思ったなら、「またお会いできたらうれしいです」とさり気なく伝えるのがポイント。男性も2回目を誘いやすくなります。
2.お見合いで40代女性が絶対に押さえたい上品なお食事マナー
40代ともなれば、食事の基本マナーは身についているという人も多いでしょう。ここでは応用編として、プラスでできていたらより上品に見えるマナーを解説します。
所作はゆっくり、無駄な動きも必要
大人の女性らしい上品さを演出するためには、無駄に見える動きも必要です。あえてゆっくりと動き、一見無駄に見える動作を加えることで大人ならではの優雅さを演出できます。
例えば、コーヒーカップの持ち手が左にあった場合、右手で一気に180度回すと少し雑に見えます。一度左手で90度回し、それから右手で90度回して持つと上品に感じられます。
ナプキンの扱いを覚えよう
ナプキン使いがきれいでも、とても品が良く見えます。
ナプキンはドリンクが来るタイミングで織り目を自分に向けて膝にかけ、中座するときは背もたれにかけましょう。中座はデザート以降にすることもマナーです。
食事が終わったらナプキンはきれいに畳まず少し崩して、テーブルの右側におきます。ナプキンをきれいに畳むと、料理がおいしくなかったという意味になるので注意してくださいね。
熱いスープや飲み物は軽く口をつける
スープや飲み物が熱いからといって、口で吹いて冷ますと少し子供っぽく見えてしまいます。20代なら「かわいいな」と思える光景ですが、40代女性がフーフーと冷ましていると、せっかくの気品が台無しです。
熱いスープなどは、まず軽く口をつけて温度を確認するようにしてください。少し熱ければ、時間をおいてから飲みましょう。スプーンでそっとかきまぜると早く冷めます。
話すときは箸やスプーンをおく
食事中は、口にものを入れたまま話したり、箸を持ったまま相手の話を聞いたりすることは好ましくありません。
話すときは、口に食べ物が入っていないことを確認し、箸やスプーン、フォークなどのカトラリーをおいてから話すのがマナーです。癖が出やすいポイントなので、普段の食事から気をつけておきましょう。
3.食事ならでは?お見合いの注意点
食事でのお見合いならではの注意点もあるので、相手の男性に不快な思いをさせないよう、事前にチェックしておきましょう。
勝手にたくさん頼まない
お見合いでの食事の支払いは男性が行うのが一般的とされているので、勝手に食べたいものを大量に注文したり、デザートを選んだりするのは相手に負担をかけてしまいます。
相手も、40代の女性であれば「気を使えて当然」と思っています。どうしても食べたいメニューがあれば、一言お相手に伺うようにしましょう。
強い香水はつけない
匂いは人の記憶に強く残るため、香水をつけると相手に自分を印象づける効果が期待できます。しかし、お見合いで食事をするなら、匂いのきつい香水は食事の妨げとなり、おいしさを感じにくくするので避けるほうが無難です。
香水をつけるなら、相手への配慮も込めて落ち着いた上品な香りを、食事の邪魔にならない程度に抑えてください。
4.40代女性の気品あふれるおすすめお見合いコーデ
最後に、お見合いで食事に行くときにふさわしい服装を確認しておきましょう。
お見合いの場面では、女性らしい清楚なスカートスタイルを選ぶのがおすすめです。とくにワンピースはフォーマルに見え、TPOに広く対応できます。
40代にもなると、自分に似合う色やファッションを把握している人も多いでしょう。その分、ワンパターン化して少し地味に見えることも多いものです。白やパステル系の明るめのカラーを選んだり、スカーフやベルトでアクセントを加えたりすると、より女性らしく華やかさを演出できます。
また、無理に若づくりせず、膝下5㎝くらいのスカート丈を選ぶと上品に見えます。食事する場合は長時間座ることから、シワがつきやすい綿やリネンなどの素材は避けるほうが無難です。
スカートの下に黒いストッキングを選ぶ人もいますが、基本的には肌色に近いベージュ系が上品でいいとされています。
5.まとめ
40代女性のお見合いとなれば、食事のマナーを含め、基本的な教養が身についていることが求められます。
お見合いで食事をする場合は、まず基本のマナーをおさらいし、応用をきかせることでより上品に、魅力的に見せられるでしょう。
マナーをふまえて笑顔で会話を楽しみ、大人の女性らしさをアピールしてください。
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