婚活で、欠かせない条件のひとつに「年収」を挙げる人も多いのではないでしょうか。今までは女性の方が年収を重視するとされてきましたが、共働き世帯が増える今、男性も婚活相手の年収を気にするようになってきています。
結婚相手を探す婚活で年収が重視されるのは仕方がないことですが、自分の年収が少ないと「成婚できないのでは」と不安になってしまいますよね。
今回は、婚活中の男女が相手に求める年収と、実際の平均年収のギャップについて見ていきます。年収が低くても婚活に成功する秘訣も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.婚活中の男女が結婚相手に求める年収は?
まずは、婚活中の男性と女性がそれぞれ相手に求める年収を見ていきましょう。
婚活中の女性が男性に求める年収とは
成婚者6,984名を分析した日本結婚相談所連盟byIBJの「成婚白書~2019年度版~」によると、結婚相談所を利用した男性成婚者のうち、年収が500万円~799万円の人が全体の53.9%を占めています。
年収500万円未満の成婚者は6.5%しかおらず、年収が高い人ほど成婚する人が多い傾向が分かります。
実際、結婚物語。では、男性の希望年収を400万円以上で条件設定する女性がほとんどで、専業主婦になりたい女性ほどその傾向は強まります。
さらに、日本結婚相談所連盟が独自に出した「成婚しやすさ」を年齢別に見てみると、30代は年収500万円以上でも成婚しやすいとされていますが、40代は700万円以上、50代は1,000万円以上と、年齢が上がると求められる年収も上がっていく傾向が見られます。
婚活中の男性が女性に求める年収とは
一方、男性から女性に求める年収は、共働きを希望するかどうかによって差があります。
少し古いデータですが、2015年に転職サイト『@type(アットタイプ)』で行われたアンケート調査によると「男性が結婚相手として最も理想的だと感じる女性の年収」で一番回答が多かったのは300万~400万円未満でした。
これは全体の33.9%で、次いで400万~500万円未満が15.1%と、稼げる女性が人気を集めています。
結婚物語。でも共働きを求める男性が増えていて、「男性と同等」まではいかなくとも、女性の年収を200万~400万円以上で希望するケースが増えています。ただ、結婚後はパートでいいと考えている男性は年収にこだわらない人も少なくありません。
結婚後、女性に求める働き方により、理想年収に差があることが分かります。
2.30代~40代男女別の平均年収
婚活中の男女が結婚相手に求める年収を見てきましたが、果たしてその金額は現実的な数字なのでしょうか?30代~40代男女の平均年収をヒントに、理想と現実のギャップを考えていきます。
30代~40代男性の平均年収
dodaが2019年に行った調査では、男性の平均年収は30代で481万円、40代で567万円でした。
前章で紹介した「成婚白書~2019年度版~」によると、年収500万円未満の男性の成婚者が6.5%、500万円~600万円未満で15.6%しかおらず、婚活中の女性は実態に比べて高年収の男性を希望していることが読み取れます。
30代~40代女性の平均年収
同じくdodaの調査で、女性の平均年収は30代で319万円、40代で375万円でした。
婚活男性が女性に求める年収のボリュームゾーン300万~400万円と一致してはいますが、400万円以上稼ぐ女性も人気なことを考えると、実態と婚活市場で求められる年収はやや乖離しているともいえるでしょう。
今まで見てきた通り、婚活市場では実態よりも稼ぐ男女が人気を集めていることが分かりますが、「年収が低い=成婚できない」というのは間違いです。次の章から、年収が低い、あるいは相手と年収の差が大きい場合でも婚活の成功をつかむ秘訣を紹介します。
3.年収が低くても成婚する秘訣
高給取りじゃなくても成婚できる人、できない人の違いは何なのでしょうか?年収が低くても、成婚できる4つの秘訣を見ていきましょう。
若々しさと清潔感を身につける
婚活市場で重要なのは年収だけではありません。若々しい、ハツラツとした印象は大きな武器になります。実年齢が若いことはもちろん、年齢を重ねていても若々しい見た目を保てれば、十分アピールが可能です。
運動で体を引き締める、髪の毛や全身のケアに気を配るなど、きちんとメンテナンスを行いましょう。
また、若さを引き立てる清潔感を身につけることも大切です。結婚物語。の会員も清潔感を重視される方が多く、年収が低い方には「清潔感ある身だしなみを意識しましょう」とアドバイスさせて頂きます。
第一印象が良くなり、年収というウィークポイントをカバーしてくれますよ。
家事能力をみがく
2020年にパートナーエージェントが未婚女性2,400人に行ったアンケートによると、結婚相手が家事育児をきちんと行うのであれば、年収が平均以下でも「結婚したい」と回答した30代女性は52.2%でした。
婚活相手の年収により厳しい女性で過半数を超えているため、男性も同じ傾向が見られるのではと予想できます。
共働き世帯が増えている今、家事をしっかりすれば、年収が低くても結婚生活の満足度は高くなるでしょう。家のことはひと通り自分でできるよう積極的に取り組み、家事能力の高さを売りにするのもおすすめです。
しっかり貯金しておく
結婚時や結婚後の生活において、お金は重要です。たとえ年収が低くても、貯蓄をしっかりしておくことで「節約できるしっかりした人」「やりくり上手」と好感度アップをねらえます。
2015年にマイナビウーマンが行った調査によると、「自分より年収は高いが貯蓄がない女性、自分より年収は低いが貯蓄がある女性のどちらと結婚したいか?」という質問に対して、「自分より年収は低いが貯蓄がある女性」を選んだ男性が77.5%と約8割にものぼる結果になりました。
今度は男性を対象に行われた調査ですが、結婚を意識する場合、貯蓄も重視されることが分かります。
プライベートの時間を大切にする
「年収が高い人は仕事が忙しくて家庭を顧みないのでは」と心配する声も多く、給料が少なくてもいいから、家族との時間を大切にしてくれる人がいい、日々の生活を充実させたい、と考える人が増えてきています。
ワークライフバランスがとれた職業に就いていたり、プライベートを大切にしたいと考えたりしている人は、家族とのコミュニケ―ションを重視する人と成婚できる可能性があります。
4.まとめ
男女が結婚相手に求める年収は、平均年収と比較すると実態よりも少し高めということが分かりました。特に女性に対しては、共働きでお互いに支えあえる関係が求められるようになっているのも特徴です。
年収が低くても、若々しさや清潔感に気を配る、家事に積極的に取り組むなど、カバーできるポイントはいろいろあります。理想の相手と巡り合うために、日々努力を重ねていきましょう。
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