婚活に疲れたり、既婚者の愚痴を聞いたりすると、ふと「わざわざ結婚するメリットはあるのだろうか？」と自分の結婚を改めて考えてしまうかもしれません。

結婚には大変な面も多いのでネガティブな話はつきものですが、多くの既婚者は「結婚して良かった」と思っているようです。

今回は、結婚から得られるメリットと幸せな夫婦の特徴、「結婚してよかった」と思える結婚にするための心得などをど紹介したいと思います。

 

１．結婚してよかったと思っている既婚者は多い

既婚者が外で家庭の愚痴を話すのはよくある姿ですが、その裏で、結婚してよかったと感じている人はたくさんいるようです。

実際、中高年向けパートナー紹介サービス「スーペリア」の結婚生活に関する調査によると、45～64歳男女の約8割が「結婚して良かった」と回答しています。

幸せいっぱいの新婚ではなく、結婚生活をある程度の年数経験した人たちの多くがメリットを感じているという結果は説得力がありますよね。

結婚は、他人と暮らし始めるすれ違いや家族を支える経済的負担、膨大な家事や出産・子育てなど大変なことも多いはず。何がそんなに良いのでしょうか？

 

 

２．結婚から得られる6つのメリット

では、既婚者が感じている結婚で得られるメリットをみてみましょう。

 

家族の絆を育める

結婚のメリットとして最初にあげられるのは、大切な人と家族になれることです。結婚は将来を一緒に過ごすパートナーとしての意識が強く、交際中よりも絆が強まったと感じる人も多いでしょう。子どもを授かるなら家族を増やしていく喜びもあります。

 

有事の際は2人で助け合える

何かあっても助け合えるパートナーがいるのは心強いでしょう。体調が悪くなったときも看病してくれる人がいて、大病の場合は経済面でも支え合えます。辛いことも2人で分かち合えば、時がたった後に「あのときは大変だったね」と笑い合えるでしょう。

 

経済的に安定しやすい

結婚は経済的な安定につながることがあります。共働きの場合、世帯収入が増え、家賃などの固定費も2人で折半できます。また専業主婦家庭の場合、男性は家事を任せて仕事に集中できるでしょう。女性側も経済的な安心感を得られるため、互いにとってメリットとなります。

 

社会制度の控除や恩恵を受けられる

婚姻関係にあると、さまざまな制度の利用が可能です。税制面では配偶者控除や社会保険の扶養控除が受けられます。福利厚生で家族手当が用意されているケースもあり、金銭面でのメリットが感じられるはずです。

 

精神的に安定できる

家庭という自分の居場所ができると孤独や寂しさを感じる機会が減り、精神的に安定しやすくなります。仕事や人間関係のトラブルがあっても、パートナーがいれば「1人ではない」と思えて心強いですよね。家族を持つことで老後の心配も和らぎます。

 

経験値が増え成長できる

夫、妻、親という立場を経験でき、新たな立場による責任感から学べることも多いはずです。夫婦のすれ違いや子育て、親せき付合いなど、様々な家族の問題を乗り越えていくことで、人間的な成長にもつながるでしょう。

 

 

３．結婚にメリットを感じている夫婦の特徴

結婚に対するメリットを感じるには努力と歩み寄りが必要です。「結婚してよかった」と思える関係を築いている夫婦にはこのような特徴があります。

 

夫婦の時間を大切にしている

2人の時間を大事にする夫婦は絆が強まります。結婚したら恋人期間以上に2人の時間を大切にしなければいけません。同じ家にいるからと友達や趣味ばかりに時間を使うのではなく、ふたりでゆっくり過ごす時間をきちんと取り分けることが大切です。

 

互いを尊重している

いい関係を築くにはお互いを尊重する気持ちが欠かせません。家族になると、信頼感からつい気遣いに欠けた言動をしてしまいがちです。しかし言ってしまえば元々は「他人」で、異なる環境で育ってきた2人です。

交際中と同じように、思いやりの気持ちを持ち、関係を大切にする必要があります。相手の気持ちや意見を尊重するからこそ、いい関係が保てて絆が強まるのです。

 

 

４．損得にとらわれないことが幸せな結婚へのカギ

結婚にはさまざまなメリットがあるとはいえ、結婚を考える際は損得だけにとらわれないようにしましょう。何かを得ることばかり期待していると、相手への好意や思いやりも薄れてしまいます。

また、良いところばかりみて結婚を決めると、ちょっとしたマイナス面を知ったときに必要以上にデメリットとして感じてしまいます。結婚は大変なことも多いものです。軽く考えていると状況が変わったときに「こんなはずじゃなかった」と落ち込むばかりになってしまうでしょう。

損得関係なく「この人と一緒にいたい」と思える人と出会ったときこそ、ベストなタイミング。メリットのために結婚するのではなく、一緒にいるために結婚することが幸せのカギです。

 

 

５．まとめ

結婚にはメリットがたくさんあり、8割以上の既婚者が「結婚してよかった」と感じているというデータもあります。

大切な人と家族になり、辛いことを一緒に乗り越えられる心強さや楽しいことを分かち合う喜びは、結婚しているからこそ味わえるものです。また経済的な安定や将来への安心感も得られます。

そんなメリットを感じられる結婚には、夫婦の時間を大切にし、互いに尊重し合い、絆を強めるための努力が欠かせません。メリットの有無よりも一緒にいたいと思える相手と結婚することが幸せな結婚の秘訣といえるでしょう。