バツイチ×初婚ペアで婚活が進展することは、今では珍しいことではなくなりました。
その一方、
「バツイチの理由を聞きたいけれども踏み込めない…」
「初婚の相手に慰謝料があることを伝えにくい」など、
それぞれの立場で不安を抱えたまま交際を進めてしまうケースもあるようです。自分の本心を伝えないまま結婚すると、のちの大きな後悔にもつながりかねません。
バツイチと初婚ペアの婚活を成功させるためには、互いの不安や希望を包み隠さず伝えたうえで、しっかりと話し合うことがなによりも大切です!
今回は、バツイチ×初婚ペアの婚活を成功させるために、バツイチ側と初婚側から確認しておくべきポイントを紹介します。
目次
1.バツイチと初婚ペアの婚活は思わぬ壁がある
近年「3組に1組の夫婦が離婚する」といわれるほど、離婚は珍しいことではなくなりました。と同時に、バツイチと初婚の組み合わせで結婚するカップルも増えています。
実際、2019年に厚生労働省が発表した「人口動態統計」によると、夫もしくは妻のいずれかが再婚だったカップルの割合は婚姻総数のうち約16.8%、件数としては約10万件にも達しています。
ですが、すべての再婚カップルが、なんのトラブルもなく結婚に至ったとは考えにくいものです。
再婚と初婚の2人が結婚するときには、離婚原因を隠していた、慰謝料や教育費の支払い義務があった、結婚式をやりたがらないなど、初婚同士にはないさまざまな悩みや困難を乗り越えなければならないケースがみられます。
お互いの事情や本心を隠したままでは、後々、大きな問題に発展する可能性もあります。バツイチと初婚の2人が幸せな結婚をするためには、バツイチになった経緯やこれからのことをできるだけ早い段階で話し合うことが、なによりも大切です。
2.【バツイチ側の事情】婚活中に2人で確認すべきポイント
バツイチと初婚の婚活を成功させるために大切なのは、バツイチ側が離婚に関する諸事情を明確にして相手の不安をできるだけ早く払しょくすることです。問題になりやすい以下のようなポイントを、隠さず正直に相手に伝えましょう。
離婚原因
バツイチの相手と結婚するときに離婚原因が気にならない人はそういません。「相手に原因があったのかな」「いい人に見えるけど、実は知らない面があるのかな」と気になりながらも、デリケートな話題なだけに質問できない人が多数派でしょう。
しかし、相手が常に疑心暗鬼でいるような結婚生活は幸せとはいえません。バツイチ側から離婚原因を伝え、相手の不安をやわらげてあげましょう。
自分に非があった離婚原因でも、「二度と同じ失敗はしない」と固く心に決めていると誠意を持って説明する姿勢を見せることが大切です。
慰謝料
離婚の慰謝料がある場合は、必ず相手に報告しましょう。二人で家庭を維持していくために、相手の働き方や将来設計にも大きく関わる問題だからです。
「いざ結婚してみたら相手の収入は慰謝料に消え、自分の収入だけで家庭を支える必要があった!」となると、相手はだまされた気持ちにもなりかねません。
信頼関係を失わないためにも、離婚時の慰謝料を分割にして毎月支払っているような場合には、事前に正直に伝えておきましょう。
子どもの有無と養育費
離婚した相手との間に子どもはいるのか、同居する必要はあるのかなども、明確にしておくことが重要です。
いきなり親になる初婚の相手にも、心の準備は必要です。同居の有無にかかわらず、どんな接し方をしてほしいのかも具体的に伝えるといいでしょう。
他にも、養育費や子どもと会う頻度、関係性まで伝えておけば、安心してもらえるはずです。
別れた結婚相手との関係
初婚の相手にとっては、別れた結婚相手と今どんな関係なのかも、とても気になるところです。
完全に縁が切れて会うこともないのか、子どもの関係でときどき会う機会があるのか、それとも今でも友人として親しく付き合っているのかなど、具体的に説明しておくと信頼が得やすくなります。
そのうえで、パートナーが不安を抱かないよう、今はあなたのことが誰よりも大切であると伝えてあげましょう。
3.【初婚側の希望】婚活中に2人で確認すべきポイント
バツイチと初婚の婚活を成功させるためには、初婚側の人も相手に遠慮せず希望をすべて伝えることが重要です。特に以下の内容は、自分の希望をしっかり伝えて話し合っておきましょう。
別れた結婚相手との付き合い方
離婚原因や家庭事情を聞いたうえで、別れた結婚相手とどう付き合ってほしいのか自分の意見を正直に伝えましょう。
初婚側としては、相手の元配偶者の存在はどうしても気になってしまうものです。理解があるふりをして「気にならないから大丈夫」と最初に強がってしまうと、あとでつらくなってしまいます。
たとえば「別れた相手と会う日は事前に報告してほしい」「会うのは昼間だけにしてほしい」など、自分が納得できる方法を提案するのがおすすめです。
子どもについて
子どもについての希望も、結婚する前にきちんと話しておくことが大切です。たとえば相手に連れ子がいる場合でも、自分との子どもを望むのであれば正直に伝えましょう。
離婚相手との間に子どもがいる場合は、その子にも相続が発生します。真剣に結婚を考えているなら、万が一のときの相続はどう考えているのかといった踏み込んだ質問をしても問題ありません。
結婚式の希望
再婚の人は「結婚式をしたくない」と思うことも多く、とくに男性はその傾向が強くみられます。結婚式を挙げたいと思うのなら、遠慮しないで「式を挙げたい」と伝えるのも大切です。
とくに女性は結婚式に夢や憧れがある人のほうが多いでしょう。家族や友人に2人の結婚を祝福してもらいたい、両親を喜ばせたいと願うのであれば、その気持ちを正直に相手に伝えて話し合うことをおすすめします。
4.自分の気持ちに正直に向き合うことも大切
2人で話し合い、そのときには納得して受け入れた場合でも、あとになって不安になることもあります。結婚は一生を決めることなので、少しでも不安を感じるのなら、無理に進めずに立ち止まって再考するのも大切です。
たとえば、離婚原因が浮気や暴力だったと聞いた初婚の人は、「ちゃんと反省している」「自分と離婚相手とは関係性が違う」と納得しているはずなのに、ふとしたきっかけで「本当にもう大丈夫なのかな」と考えてしまうものです。
バツイチの人も、「今度も同じ結果になるのでは」と怖くなる人も少なくないはずです。
知人に相談したり、結婚相談所を利用しているならコーディネーターにアドバイスを求めたりするのもいいでしょう。自分の不安な気持ちに嘘をつかず、納得がいくまで考えることをおすすめします。
5.まとめ
今や結婚するカップルの6組に1組が「バツイチ×初婚」の組み合わせです。しかし、「初婚の相手が連れ子との同居にOKしてくれない」「バツイチの相手が結婚式をいやがっている」など、バツイチ×初婚ペアならではの悩みはつきません。
バツイチと初婚の婚活をスムーズに進めるなら、こういった問題はできるだけ早めに話し合ってお互い納得しておくことが大切です。バツイチ側は離婚原因や慰謝料、離婚相手との今の関係などについて正直に伝え、初婚側は別れた相手との付き合い方や結婚式の希望などを遠慮せずに相談しましょう。
どうしても不安が拭い去れないときには、思い切って考え直すことも大切です。第三者のアドバイスを聞くのもおすすめですよ。
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