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けっこんものがたり代表・苅谷の婚活の極意
2024.02.01

結婚相手に求める条件とは?みんなが思う結婚事情をご紹介

あなたは結婚相手にどんな条件を求めていますか?

容姿、収入、性格、人柄、学歴、共通の趣味、様々な結婚に求める条件があります。

しかし、全ての条件をクリアしている結婚相手はなかなかいないものです。

本記事では、世間の皆様が結婚条件などに、どんなことを考えているのか、についてご紹介します。

 

1.結婚相手に求める条件とは?

 

本章では、結婚相手に求める条件にはどんなものがあるのか、ご紹介します。

この章でご紹介するデータは、2023年8月に国立社会保障・人口問題研究所が発表した「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」に基づいています。

 

結婚相手に求める条件はこれ!

まずは調査結果について、概要をご紹介します。

男性 女性
第1位 人柄(95.1%) 人柄(98.0%)
第2位 家事・育児の能力(92.8%) 家事・育児の能力(96.0%)
第3位 仕事への理解(88.2%) 経済力(93.3%)
第4位 容姿(84.3%) 仕事への理解(93.2%)
第5位 共通の趣味(73.2%) 職業(85.5%)
第6位 職業(47.5%) 容姿(77.7%)
第7位 経済力(41.9%) 共通の趣味(74.9%)
第8位 学歴(30.5%) 学歴(54.7%)

※詳細のデータはこちらを参照

 

総じて言えるのは、男性よりも女性の方が結婚相手に求める条件が多いということです。

各項目別に見ていくと、特徴的なのは、「経済力」について女性は結婚条件として重視しているのに対して、男性はあまり重視していません。

良い悪いは別にして、一般的な傾向として男性の方が経済力がありますし、結婚後も仕事を続けるのは当たり前な世の中なので、その傾向が現れているのだと思います。

「容姿」については順位こそ男性が第4位なのに対して、女性は第6位となっていますが、回答割合を見るとそれ程大きく開いているわけではないので、お互い重視している項目だと言えるのではないでしょうか。

 

結婚相手に求める条件をどうチェックする?

 

男女ともに上位3位の項目については内面的なものが多いです。

特に第1位の「人柄」については、人によって価値観や好みが違うので、なんとも言えませんが、「人柄」をチェックするには、いくつかの方法があります。

  • 一方的に自分の主張をしない(相手の意見もきちんと聞く)
  • 生活リズムが自分と合う
  • お互いの価値観や好みを尊重できる
  • ちょっとした気遣いができる
  • 金銭感覚が異常でない
  • 学生時代など若いころにどんな経験をしてきたか
  • どんな教育を受けてきたか(親の人柄)

これらのことをチェックしていけば、自ずと相手の人柄についても、見えてくるでしょう。

 

2.結婚を取り巻く状況とは?結婚条件の参考に

それでは、世間の皆様が結婚に対して、どんなことを考えているのか、についてご紹介します。

本章でご紹介するデータは、内閣府・男女共同参画局が発表した「令和4年版男女共同参画白書」で紹介されているデータに基づいています。

 

結婚条件を考えるにあたって参考にしてみてください。

結婚関係の変化

引用:「令和4年版男女共同参画白書」

 

上記を見ても分かる通り、初婚件数が年々減少しています。少子高齢化の象徴とも言えますね。

更に言うと、「婚姻件数に占める再婚の割合」が1995年以降急激に上がって25%~26%代で推移しています。

これは、再婚件数や離婚件数が上昇したというより、初婚件数が減少しているので、結果として割合が高くなってきた、と理解する方が良いでしょう。

 

家族の姿の変化

 

引用:「令和4年版男女共同参画白書」

 

項目名から意味が推測しにくい箇所について解説します。

まず「単独」は独身を意味しています。「3世代等」はご両親、ご夫婦、お子様で同居している、という意味なので、いわゆる「2世代くらし」というものです。

こうしてみると、独身の方の割合が増えていることが分かります。先ほどのデータで初婚件数が減少しているのと同様ですね。

また、ご両親と同居しているご夫婦が減少していることも分かります。平均寿命が伸びて「人生100年時代」と言われる現代においては、孤独死が心配されますね。

 

各家庭の所得状況

引用:「令和4年版男女共同参画白書」

 

注目したいのは、母子家庭等の世帯主が女性で、1人暮らしではない人たちの所得割合(上記のオレンジ点線)で最も多いのが200万円~299万円なのに対して、世帯主が男性の1人暮らしでない人たちの所得割合(上記のグリーン点線)で最も多いのが500~599万円であることです。

ここから読み取れるのは、現実的な男女の所得格差の現れです。

結婚相手に求める条件として「経済力」を重視している割合が男性が41.9%だったのに対して、女性が93.3%だったのも、うなずけます。

確かに結婚生活を楽しく、快適にすごしていくには、相手の人柄も大切ですが、現実的には経済力がなければ相手に優しくなれません。

 

結婚を取り巻く環境

引用:「令和4年版男女共同参画白書」

 

今後の結婚願望を男女別・世代別に分析したデータです。

男女ともに、年代が高くなればなるほど、結婚願望が減少していることが分かります。想像通りと言えば想像通りですね。

ただし、結婚願望の減少の仕方は、男性よりも女性の方が高いです。

また、20代では、結婚願望がある人は、男性よりも女性の方が多い傾向にあります。

 

 

引用:「令和4年版男女共同参画白書」

 

こちらは、積極的に結婚したいと思わない理由のグラフになります。

左側は20代・30代、右側は40代以上に分けて男女別に集計した結果です。

20代・30代を見ていくと、特に男女で乖離がある理由としては「仕事・家事・育児・介護を背負うことになるから」が最も乖離があります。やはり結婚する環境整備が求められますね。

続いて乖離がある理由は「結婚という形式に拘る必要性を感じないから」となっています。人生を楽しむ上で「結婚」という選択肢以外を考えても良い、ということなのでしょう。

 

 

3.結婚前にチェックすべきだった条件ランキング

 

最後に、既婚者の方が感じている「結婚前にチェックすべきだった条件」についてご紹介します。

 

1位:金銭感覚が合う

1位は「金銭感覚が合う」でした。やはりお金の使い方が派手だったり、逆にケチで自分の金銭感覚と合わないと結婚生活ではケンカが絶えないのでしょう。

2位:価値観が同じ

2位は「価値観が同じ」でした。価値観というと漠然とした言葉ですが、生活スタイル、好きな映画、休日の過ごし方、といったちょっとした所で価値観の違いを感じてしまうのかも知れません。

3位:浮気をしない

これは当然と言えば当然の条件です。結婚生活において信頼関係は不可欠のため、パートナーが浮気をしないことは、その信頼を築く上で非常に重要な条件となります。

4位:親とうまく付き合ってくれそう

結婚は、二人だけの問題ではなく、お互いの家族との関係も含まれてきます。

パートナーが自分の親と上手く付き合えるかどうかは、長い結婚生活を円滑に進める上で意外と大切なポイントです。

5位:優しい

結婚して長く一緒に生活していく上で「優しい」ことは大切な要素です。

お互いに思いやりを持ち、理解し合うことが、夫婦関係を深め、困難な状況でも支え合える基盤を築くことにつながります。

6位:誠実である

こちらは浮気をしないことにもつながりますが、誠実さも結婚において不可欠です。

パートナー同士が互いに信頼でき、素直なコミュニケーションができることは、結婚生活を円滑に進めるうえで非常に重要です。

7位:リラックスできる

結婚生活の上で「リラックスできる」ことも非常に重要です。

ストレスの多い状況でもお互いを理解し、助け合うために重要な条件となります。

家に帰っても心が落ち着かないなんて嫌ですよね。

7位:家事ができる(同率)

家事の分担は結婚生活において頻繁に問題としてあげられることの一つです。

お互いに協力し、家事を分かち合うことで、ストレスを軽減し、結婚生活を長続きさせることにつながります。

9位:自分の夢やプライベートを理解してくれる

お互いの夢やプライベートな時間を尊重し、理解できるかどうかは、結婚生活において大切となってきます。

個々の空間や目標を尊重することで、相手とのつながりも深まります。

10位:笑いのつぼが合う

最後に、「笑いのつぼが合う」ことも重要な条件です。

笑いのツボが合うと楽しい時間が増え、日常のストレスを和らげる助けとなります。

共通の笑いの感覚があれば、結婚生活もより豊かになることでしょう。

 

4.まとめ

いかがだったでしょうか?

本記事では、いくつかのデータに基づいて、結婚相手に求める条件を考えるにあたって参考になる情報をご紹介してきました。

特に興味深いのが、結婚前の人が考える結婚相手に求める条件と、既婚者が結婚前にチェックしておけばよかった条件が相当違うことでした。

結婚前の人にすれば「夢も希望もない」結果かも知れませんが、結婚は現実的な生活ですから、冷静に結婚前にチェックしておくべき条件として考えてみてください。

 

\ アメブロ1位の婚活ブロガー仲人Tが執筆 /

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